三千院は、左京区大原にある天台宗の寺院です。京都市街の北東山中、かつては貴人や仏教修行者の隠棲の地として知られた大原の里にあります。 寺周囲の石垣、白い土塀、門構えなどが城郭を思わせ、門跡寺院の風格を示します。
客殿を介して広がる池泉鑑賞式庭園、聚碧園(しゅうへきえん)は、江戸時代の茶人、金森宗和(かねもりそうわ)の修築であると伝えられ、その自然の美に感動した宗和が、自ら手を加え、今日の清楚にして優美な庭が生まれました。
境内北側の宸殿は三千院の最も重要な法要である御懴法講の道場として、大正15年に建てられたもので、宸殿では毎年5月30日、門主が導師を勤め、山門(延暦寺)と魚山(大原寺)の僧侶が式衆として出仕し、歴代天皇の御回向である御懴法講が、厳かに行われます。
境内南側には、瑠璃光庭と呼ばれる、杉苔でおおわれた庭園の中に、往生極楽院が建ち、この御堂には国宝の阿弥陀三尊像が安置されています。往生極楽院を本堂としていた頃の正門にあたる朱雀門は、朱塗りの小さな門で、江戸時代に再建されたものです。
庭園内の所々のお地蔵様は、訪れる人々を、あたたかく見守られています。お地蔵様を見かけたら、ちょっと足をとめて静かに手を合わせてみて下さい。
自然の地形を巧みに利用した境内の美しい庭園は、春夏秋冬、四季折々の姿を見せます。
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【三千院門跡の詳細】
■HP
http://www.sanzenin.or.jp/
■拝観料
一般 700円
中学生・高校生 400円
小学生 150円
■拝観時間
3月~10月 9:00~17:00 (閉門17:30)
11月 8:30~17:00 (閉門17:30)
12月~2月 9:00~16:00 (閉門16:30)
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