神護寺は京都市街の北西、愛宕山山系の高雄山の中腹に位置する山岳寺院です。開基を和気清麻呂とし、寺号は詳しくは「神護国祚真言寺」と称します。
天長元年(824年)に、いずれも和気氏の私寺であったとされる「神願寺」と「高雄山寺」という2つの寺院の寺地の交換(事実上合併)が行われ、寺号を「神護国祚真言寺」と改めました。
神護寺は唐から帰国後の空海が東寺や高野山の経営に当たる前に一時住した寺で、前身の高雄山寺に招かれ、寺名を神護国祚真言寺と改めて以降は、一切を空海に付嘱しました。最澄もまた前身の高雄山寺で法華経の講義をしたことがあるなど、神護寺は日本仏教史上重要な寺院といえます。
その後、二度の火災にあうなど荒廃しましたが、平安末期に文覚、弟子の上覚が後白河法皇や源頼朝の助力を得て再興されました。
高雄山の中腹にある神護寺は、清滝川に架かる高雄橋から350段ある石段の参道を上った先の山中に金堂、多宝塔、大師堂などの堂宇が建ちます。京都でも屈指の紅葉の名所で、毎年色づきは早く京都市内の紅葉は、ここ神護寺から始まります。
神護寺が発祥とされる有名な「かわら投げ」は、境内西の地蔵院から景観も美しい錦雲渓に素焼きの皿を投げることで厄除けを祈願します。
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【神護寺の詳細】
■HP
http://www.jingoji.or.jp/
■拝観料
大人:600円
小人:300円
■拝観時間
9:00~16:00
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